架橋アクリル微粒子【MBXシリーズ】
塗料・インク
「テクポリマー」は塗料の艶消し材として幅広く使用されています。
「テクポリマー」は溶剤中での分散が容易で、塗料に配合することにより、塗装面に艶消し効果を付与し、耐擦傷性にも優れた塗膜を得ることができます。
塗膜のソフトフィール感付与や、耐溶剤性付与などのカスタマイズも実施しております。
塗料に配合することで、塗膜表面に艶消し効果、意匠性、耐擦傷性などを
付与することができます。
特長
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良好な光拡散性付与
艶消し効果や意匠性を付与することができます。
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分散性向上
表面処理や耐溶剤性の調整が可能で、各種溶媒に対し分散性に優れます。
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耐擦傷性付与
耐擦傷性に優れた塗膜を形成することができます。
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ソフトフィール感付与
軟質微粒子シリーズを使用することで、塗膜にソフトフィール感を付与できます。
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耐溶剤性付与
ポリマー微粒子の耐溶剤性を上げることで、塗膜の耐溶剤性を上げることもできます。
用途
真球状ポリマー微粒子を塗料に配合することにより塗膜表⾯に凹凸を形成し、光を散乱させて艶消し効果および意匠性を付与することが出来ます。
粒⼦径の⼩さな「テクポリマー」では微細な凹凸を形成することで深みのある艶消し感を、粒⼦径の⼤きな「テクポリマー」では⼤きな凹凸を形成することで梨地調のような意匠感を得られる効果があります。
用途例
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艶消し効果および意匠性付与
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ソフトフィール感付与
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耐擦傷性付与
塗膜の光沢(グロス)
グレード
平均粒子径 (µm)
グロス (60°)
ブランク
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85.6
MBX-5
5
16.7
MBX-12
12
5.2
MBX-30
30
3.1
軟質性付与
軟質微粒子シリーズを使用することで、MBXシリーズと⽐較してソフトフィール感を付与することができ、耐擦傷性にも優れた塗膜を得ることが可能です。
シリーズごとでの相対圧縮強度と復元率のデータ(参考)
相対圧縮強度
復元率
※相対圧縮強度:MBXシリーズの圧縮試験 10%強度を1とした時の各シリーズの相対比較
※復元率:負荷-除荷試験で測定される各シリーズの復元率